ネットで何社も応募した。
ある企業は書類で落ち、
ある企業は何の連絡もなかった。
それでも、探し続けた。
ここで止まるとエンジンも止まると思ったから。
目に入ったのは、自宅近くの企業地帯にある会社。
希望通りのパート募集。
業務内容を読んでいるだけでワクワクして、すぐ応募した。
「どうせ書類で落ちる」
そう思いながら。
応募から一週間後、最終面接の案内が届いた。
正直、そこまで行くとは思っていなかった。
年齢のこともあり、ずっと自信がなかったからだ。
いざ、面接へ。
今回も面接官は気さくな女性で、
前日までのあの緊張は、気がつけば消えていた。
私はExcelの業務に加えて、
画像処理やサイト管理を趣味で続けている。
その点を評価していただき、最終面接まで進んだと聞いた。
ポストカード調にした犬たちの写真や、
犬たちのブログページをポートフォリオとして持参。
「これ持って行ってこい!」とこの子達が言ってくれてる気がした。
この地獄の一年半は決して無駄ではなかった。
何より印象に残ったのは、
チームで作り上げていく職場の空気。
実際に働いているフロアを見せていただき、
どんな資料を作っているのかも教えてもらった。
「これが企業なんやな」
そう思った。
前職で感じていたあの孤独感や、上層部への違和感。社内政治。
ここには、微塵もなかった。
こんな場所で働けたらいい。
心から、そう思えた。